あなたは不老不死を望みますか?
昔は不老不死なんて映画のなかの世界でしょ!と信じる人もいませんでしたが、今や技術の進歩も進み、ついにメタバースでもデジタル不老不死が実現するかも!?しれません。
それは、チェコのソムニウム・スペース社開発中の「Live Forever」モードです!
後に詳しく説明しますが、2022年にあらゆる情報を取り、2023年に「Live Forever」モードで実際に、簡単な動作や仕草、会話ができる最初のアバターが作られる予定です。来年には、デジタル不老不死が実現するかもしれません。
デジタル不老不死を使えば、メタバース内に自分の大切な人を永遠に生き続けさせることができ、その人と会話をしているかのような体験ができます。
この技術を使えば、いずれ故人を蘇らせることだってできるかもしれません。
そんなメタバース内のデジタル不老不死について深掘りしていきます♫
Contents
メタバースでデジタル不老不死とは?

デジタル不老不死について説明する前に、メタバースとは何か分かりますか?
簡単にメタバースについて説明します。
メタバースとは?
Meta(超越した) Universe(宇宙)
を掛け合わせた造語で、Metaverse(メタバース)と言います。
簡単にメタバースを説明すると仮想空間(仮想世界)のことを指します。
現実とは異なる、もう一つの世界とも言えるでしょう。
それは、ネットの世界です。現実で過ごすよりネット上で過ごす人が増えてきたと思います。VRChatなどわかりやすい例だと思います。
現実とは違う、ネット上の空間で、様々な国の人と会話をする・遊ぶ・恋愛する・仕事をする・お金を稼ぐなど現実世界と同様のことができます。そのことをメタバースと言います。
デジタル不老不死とは?
チェコのメタバース(仮想現実)開発企業
Somnium Space(ソムニウム・スペース社)
CEO(最高経営責任者) Artur Sychou(アルトゥール シチョフ氏)
デジタル不老不死に至った経緯として、このソムニウムスペース社CEOのシチョフ氏の父が、5年前、癌で残り数年と余命宣告を受けました。
シチョフ氏には、子供がいます。子供たちは祖父との思い出がないまま、父を十分に知らないまま亡くなってしまうことに悲しさを覚えます。父が亡くなっても、子供たちに祖父との思い出を残す方法はないのか考え始めます。
そこで、メタバース(仮想空間)で、本人と同様のAI(アバター)を作成し、亡くなった後も、まるでその人と会話をしているようなAIを作ろうというヒントになり、メタバース内でのデジタル不老不死に取り組みます。
それが、現在開発中の「Live Foever」モードです。
この「Live Foever」モードはそんなシチョフ氏の想いが詰まったものです。シチョフ氏は、10分間不老不死アバターと会話をしても、相手にAIと悟られないようにするのを目標にしています。
2022年内に「Live Forever」利用希望者には有料で提供する予定です。
2022年に簡単な動作や、仕草、声などの情報を提供し、2023年には最初のアバター(AI)が実装される予定です。
されに、ソムニウム・スペース社は「テスラスーツ(Tesla suit)」にも投資しています。
テスラスーツとは、イギリスのVR Electronics社が展開するVR・AR対応スーツ型デバイスです。これはまるで触られているかのような電気刺激があったり、生体スキャナーで心肺機能や、ストレスレベルのようなデーターを収集することができます。
このテスラスーツに投資しているということは、今後膨大な量の個人情報を提供することができ、よりリアルに、まるで本人かのようなAI(アバター)を作成することができると考えます。
以上のことを踏まえると、このサービスが順調にいき、今後よりAI技術が進化すれば「デジタル不老不死」は、よりリアルに実現可能になると考えられます。
ただ気になることとしては、果たして永遠に生きることはいいことなのか?私は、疑問に思います。実際本人は死にたいと思っていても、親族の意向によりメタバース内で意識のみ生き残ってしまう。そんな状況もあり得ますよね?
確かに、誰かが亡くなってしまうことはとても悲しいことです。ですが、最後に亡くなる未来があるからこそ頑張れることもあるのではないか、とも考えます。
また、本当に生きるべき人が、将来永遠に生かされるかは謎ですよね。もし生かされるべきではない人が、永遠に意識のみ残されてしまったら?作るきっかけはとても素敵なエピソードですが、AIを実装するならよく考えて行動しなくてはいけないと感じました。